一気見!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ

10月21日が休みだったんでBTTFを一気見しました。PART3を見終えるのに日を跨いだんで正確には一気見ではないんだけれど、一度言ってみたかったんですよね一気見って。一気見一気見。せっかくなのでBTTFを楽しみましたよーってのを書き残しておこうと思う。とっても楽しい1日を過ごしました〜。

まず、シリーズ通して主人公のマーティが仲人的な役回りをしているのが面白い。というか、これに尽きる。何しろマーティには初めから音楽という特技があるし、可愛いガールフレンドがいるのだ。決して友達が多いタイプではないうえにマクフライ家は元来落ちこぼれだと吐き捨てられてはいるものの、マーティという青年は決定的に「自分」を持っている。だから、マーティは物語の修正役として上手く立ち回ってくれる。「自分のスタイルを持った強い主人公」。映画のなかで、これほど見ていて気分のいいキャラクターはいない。

好きな順番は「1」〜「3」〜「2」なんだけど、まぁ全部好きだ。1作目は、シリーズの自己紹介みたいなもんで、いろいろ追加事項はあれど、まず基礎となる時代が1985年だし、さまざまな影響の是非が「写真」で表現されるなどの映画の基本的な描写が見せてもらえる。アインシュタインかわいい。2作目は、冒頭でマーティとジェニファーのゴールインをあっさり告白したりしてパロディ的な素顔を見せつつ過去現在未来と風呂敷を広げてくれる。タイムトラベルできたらギャンブルでぼろ儲けっていう100人中1億人が思うことを臆することなくブチ込んでくれてるのがイイよね。3作目なんかは、もう自家発電みたいなもんだと思ってて、個人的な映画認識としては『スクリーム』(1996)と同類。まぁ、何となくそう感じるってだけなんだけど、アメリカ映画が西部劇と共に発展してきたことをこのBTTFというシリーズは舞台を西部劇とすることで表現したかったのかなと思う。タイムトラベルを題材にした映画のなかで「映画」という文化をタイムトラベルさせる自家発電。お見事だと思う。

常に前へ前へと突き進む性格のマーティは、デロリアンで時代を飛んだときの出会い頭に必ず何かと衝突していたが、シリーズのラストには挑発に乗らず、前のめりになりすぎないことで危機が回避される。未来はまだ決まっていない。立ち止まったり寄り道したりたまに戻ったりして自分の人生を歩んでいこうって思わせてもらえる。何度見ても素敵な締めくくりだなーと思う。いい車のっていい女はべらせてそこそこにイケメン。こんな野郎に一切のイヤミを感じないんだもんイイよねこのシリーズ。ハイ。というわけで、大したことは書いてませんがバックトゥザフューチャーを楽しんだの巻でした。次はスクリーム見よーっと。おわり