2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アリス・イン・ウエスタンランド『トゥルー・グリット』

西部劇、銃撃戦、主人公が映画初主演、初めて尽くしのコーエン兄弟最新作。ジョン・ウェイン主演映画『勇気ある追跡』のリメイク作品ではあるけれど、個人的にはいつものコーエン風味に新たな要素が加わったことで、西部劇よろしくコーエン兄弟が新しいステ…

2011年宇宙の旅『マグノリア』

しばしば「デキるほうのPTA*1」と褒めそやされるポール・トーマス・アンダーソン監督作品。188分という長尺もあって、なかなか再見できずにいたのですが、先日鑑賞したコーエン兄弟監督作品『バーバー』にあった「ひとつひとつの場面は迷路のようだが全体像を見…

オール・アバウト・マイ・ママー『バーバー』

2001年製作のコーエン兄弟監督9作品目。最近、コーエン兄弟の映画を見返しています。ジョン・グッドマンの強烈さが印象に残っていた『バートン・フィンク』を皮切りに、最高傑作の呼び声高い『ファーゴ』、カルト人気作『ビッグ・リボウスキ』の二大巨頭を経…

無題

いろんな考えに一理あるなかで不平不満をグッとこらえる日々*1。そんななかで、アリエナイ石原慎太郎には気兼ねなく呪詛をとなえることができて、ちょっぴり毒抜きできたような気がします*2。今日16日は福島に友人を迎えに行くという友達のトンデモナイ電話…

小さな小さな恋のメロディ『ONCE ダブリンの街角で』

未曾有の大震災が起こる中、久しぶりに映画を見ました。少しだけ揺れているテレビ台を見ていたら、いつの間にか地震に慣れてしまってる自分に気づかされたりして、ばっちり集中しての鑑賞とはいきませんでしたが、ボクはお国のために「考え」を巡らせる立場で…

苦痛ショーへようこそ『バートン・フィンク』

新作『シリアスマン』が公開中のコーエン兄弟監督作品。ヌメヌメとした掴み所のない感じが好きだったことを覚えていて、さすがにコーエン兄弟作品のひとつかふたつくらいはインセプションしとかなきゃマズイだろ、と思い立ったが吉日、ここ3日間はアホみた…

某日ぼけっと見た『毎日かあさん』『英国王のスピーチ』

『毎日かあさん』 映画化がつづく西原理恵子原作作品。漫画は読んだことない。というか、名前を「サイバラ」と読むことさえついこの間知ったのだった。一昨年前に深津絵里目的で見た『女の子ものがたり』はまじに傑作だったし、去年の『パーマネント野ばら』も…