2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マンホールの違いがわかる男たち「ゴールデンスランバー」

原作伊坂幸太郎×監督中村義洋というお馴染みのコンビの本作だけども、まずなにを期待したかって、そりゃあ堺雅人。なんてったって堺雅人でしょう。いまノリにノッてる彼がぼくも大好きなので、彼がでている作品には彼見たさ以外に何も求めず向かってしまうの…

見渡すかぎり恐怖「パラノーマル・アクティビティ」

あらすじを知らずに観たらビックリ、まさかあのことを思い出すとは…。中学2年のちょうど今ごろ、ぼくはとんでもない体験をした。普段は熟睡すぎるくらい熟睡してしまうのだけど、その日だけはふと目が覚めてしまい、向かいの壁に掛けてある深夜2時を差す時…

まつ毛って男も長いほうがいいの?「ラブリーボーン」

期待していたほど、というかむしろつまらなかったなあ。なんてーか色々あるんだけど…。「結局、何を映画にしたかったの?」と思ってしまったね。ところどころがそれなりなんだけど全体として観ると「?」がつくことばかり。トンデモになりきれない『ファウン…

日本人は強いんです!「26世紀青年」

映画ファンの定義がいまいちわからずに映画ファンを名乗りたがっているぼくだけど、なんだかこの映画観てたら「やっぱり今の日本映画界はよくねぇよなぁ…」と改めて憂鬱な気持ちにさせられたよ…。映画の内容は見た目も中身もすべてが「平均値」という奴が主…

主人公の名前もナポレオン・ダイナマイトだったとは…「バス男」

このDVDがレンタルリリースされたとき「は?バス男?なに電車男のパチモン?ハイハイw」と当たり前のように思った。よくよく考えてみればアメリカが電車男のパロディなんてつくるわけがないので、「やらかし邦題」だとわかるんだけど、なにしろまるでシ…

青春は、急がず焦らず悶々と「色即ぜねれいしょん」

こーゆー映画を楽しむには制作者と同年代で当時の雰囲気を懐かしいと思えなきゃ駄目なんだろうか。青春って時代で違うとこはあっても根本的には同じじゃないんだろうか。とにかくぼくはこの映画で満足することができず、映画の雰囲気とはべつの悶々とした気…

悪魔は悪魔だ「Dr.パルナサスの鏡」

まず、ああそうだったの!と思ったのはタイトルにもなってる「パルナサス博士」がヒース・レジャーじゃなかったのか!ってこと。やっぱり「テリー・ギリアムの新作」というよりはどうしても「ヒース・レジャーの遺作」ってイメージがあったから、てっきりぼ…

90sレクイエム「BANDAGE バンデイジ」

単なるジャニタレ映画だと思ってたら、べつに普通に観れてしまう地雷もどき映画でありました。小林武史について語る術はもちろんないんですけど、なんだか観てて「現代の日本の音楽に対する憂い」みたいなものを強く感じたなあ。ジャニーズである赤西が演じ…

晴れのち曇り「縞模様のパジャマの少年」

祝!『ハングオーバー』劇場公開けってーい!ということで気分は爽快!晴れ模様!な今日この頃ですが、いやはやめでたい限りですね。まあ栃木はどうなるかわかんないんですけど、ぼくもちゃっかり署名させてもらったので劇場公開時にはどこへでも行っちゃい…

「破」は?「ハングオーバー」は?

今年に入ってからずぅぅぅーっとある衝動に駆られているのだけれど、これが困ったことにいつになったら実現するのかさっぱりメドが立たないのです。ぼくは基本的にはMじゃないので、そろそろちょっとガマンの限界どえす。まあその衝動ってのが、マリ…いやヱ…

勝って兜のなんとやら「バルセロナ4-0セビリア」

昨日の朝、ショッキングなミスに気が付きました。わざわざ渋谷まで観に行った『(500)日のサマー』ですが、ぜったいにパンフレットを買うぞ!と意気込んでいたにもかかわらず、どうしたことかばっちし忘れております。きっとパルコ探しにあたふたしたせ…

まだこどもだもんね「かいじゅうたちのいるところ」

心待ちにしていた期待作をさっそく観ちゃいました。いやぁ、よかった!すばらしかった!何て言うかこどもですねこ・ど・もッ♪まず主人公マックスくんを演じたマックス・レコーズくんがですね(本名だったんですね)、ハンパなくかわいい!!半開きで眠たそう…

まったくもって無駄じゃなかった「(500)日のサマー」

はい、いってしまいましたよ、渋谷。栃木からあれですか、2時間くらいですか。映画2本分くらいの時間と映画2本分くらいのお金をですね。オラーッ!とかけていきましたよ。ぼくがこの映画を観るために失ったものはそのような時間とお金ですが、ぶっちゃけ…

いつかあなた方を「誰も守ってくれない」

テレビ映画らしいあざといつくりのこの映画、「おもしろい」と思うところと「つまらない」と思うところがなんと同じでありました。人間てやつは一線を越えてしまった者に対して、普段は「常識」だとか「良心」が働いてブレーキがかかるようなことを平気です…

ただ、逢いたくて「母べえ」

家族がお互いに「べえ」をつけて呼び合う妙な習慣は、ユーモアを愛した父のアイデアだったのでしょう。そして、この映画の主演に吉永小百合を抜擢したのは、吉永小百合をこよなく愛する山田洋次監督のこだわりだったのです。というナレーションではじまる本…

帆をあげろ!声あげろ!腰をつかえ!「パイレーツ・ロック」

2010年劇場鑑賞1本目はッ!都内では10月くらいに公開されていた本作ですッ!もう1月だけどッ!ことしも公開格差に泣かされながら映画いっぱい観るよッ!公開してくれてありがとう!えーん!なくもんか!←(実はちょっと観たくなってるw)。てか『(…

ちゃんと伝わらない、を「ちゃんと伝える」

本作の監督は昨年、邦画史に残る大傑作『愛のむきだし』をつくりあげた園子温監督。ひとクセもふたクセもある園監督がその大傑作から間髪入れずに撮ったのが本作で、この映画、題名こそ園子温監督らしく斜めっているけれど、その題材はあろうことかゼロ年代…

バーカ「ROOKIES -卒業-」

夢にときめけ!明日にきらめけ!っしゃー!!という映画を観ました。ぼく原作は連載中に読んでて、当時かなりすきだったんですよ。同じ頃に連載されていた『ホイッスル!』と併せて毎週青春スポーツ風景をたのしみにしてましたねぇ。で、最近はそーゆーすき…

脚本がダメってことはクソってことだろ?「アマルフィ 女神の報酬」

打たれ弱いぼくはつまらない映画を観ると絶望してしまうので、本作のような「派手なことが起きちゃってる系」とか「明日にきらめく系」の映画はわりと無視しちゃうんですが、これからはもっと積極的に観ようと思わされましたです。いかなるときも自分を魅せ…

これぞ映画の奇跡「ミツバチのささやき」

年始1本目は名作と謳われている作品がいいなぁ、と思っていたので、奮発して買ったくせに放置していたビクトル・エリセDVD-BOXを引っ張りだしました。しかし、ちょっとこれはすごいものを観てしまったなぁ。なにがすごいってまず映像。ちょー綺麗でし…

時代は変わる、ジブリは変わる?

新年会やら何やらもだいたい終わりで、来週には普段通りのかんじになってくるかと思いますが、その新年会やら何やらのときにやっぱり映画の話とかしたんですよ。「今年(去年)映画なにみた〜?」ってな具合に。んでみんなおもしろいように同じ台詞を吐くん…

★1月のいずむうびい★

ハイ、あまけしておでめとうございます。今年1年どうかよろしくお願い致します。さてさて年末年始ということで、連日ビーストモード暴飲暴食に励んでいるわけですが、もちろん社会の底辺としておバイトも休まずハッスルしております。毎日がスペシャルです…