キャットファイト・クラブ「ローラーガールズ・ダイアリー」

すごくよかった!登場人物みんなにつくりが行き届いていて、色んな視点から物語が見えてくる。それぞれが「不遇のとき」を乗り越えて戦う様がほんとうに素晴らしい。中でも監督兼出演を務めたドリュー姉さんの「あたしがやんなくて誰がやるのよ!」といった意気込みが感じられる鼻血ブーっぷりがマーベラス。心置き無く大好き!と思える傑作でありました。

てか最近どうですか。夏。夏真っ盛り。ぼくは夏が苦手なんでもう毎日クソッたれですよ。来週は夏フェスに誘われてるんですけどねえ。ロックインジャパンの初日。なんかRHYMESTERBase Ball BearPerfumeという今のぼくの3本柱が同じ日らしいじゃないですか。だから迷ってるんですけどねえ。でも疲れてしまうから多分行きません。遠出して『私の優しくない先輩』か『ぼくのエリ』見に行きたいです。

完全に夏バテなんですよね。7月は年間ベスト級の映画ばっかりだったんで、ほんとうは「もう今年は『カラフル』と『エクスペンダブルズ』だけでいいや」とか思ってしまいましたね。だから『ローラーガールズ・ダイアリー』にも「好き!大好き!」以外に感想が持てなくってこんなコトを書いているというワケですよ(笑)

この映画は今年ベスト3に入るぐらい好きで、あと2本が『17歳の肖像』と『インセプション』なんですが、『17歳の肖像』は8月末にソフト化されるからもっかい観て感想まとめるとして、『インセプション』はねえ・・・。今日とか色んな考察読んでみたんですけど、まだ観てから1週間しか経ってないのにもう細部忘れてるし、あとぼく独楽とか出てきた瞬間に「ああ、まだタイトルでてないからラストはコレで決まりだな」と思ってしまったので、現実がどう夢がどうという話に全くついていけないんですわ。ただただ『2001年宇宙の旅』のあのシーンをアクションに昇華するというアイデアと『007が好きでたまらない!』と伝わってくる熱意に驚かされるばかりです。エディット・ピアフの歌にも歌詞がわかれば何か意味がありそうですよね。うん、もっかい見に行こう!そうしーましょ!

というワケで、『ローラーガールズ・ダイアリー』原題は『WHIP IT』。ドリュー姉さんを初めとするお姉さま方からの闘魂注入!夏バテに負けるな!あざっした!(★★★★)