レジェンド・オブ・モヤシッ子「ヒックとドラゴン」

今、まさになう考え付いたことだけども、映画を見終わったときに登場人物たちの「その後」を『こうなるんじゃないかな〜ああするんじゃないかな〜』つって思わせてくれる映画は良いもんだって相場が決まっていますよね。

本作「ヒックとドラゴン」でいえば、卑屈な性格の非モテ男子が周囲にどうにか認めてもらおうと孤軍奮闘し、その姿に周囲の人々が感化されることでドラマが生まれ、そして、そのドラマの終着点で文字どおり「心技一体の相棒」となった姿を見せてくれるコトで、『あっ、形は違うけどお父さんたちとの関係とおんなじじゃないか!』と思わせてくれて胸が熱くなり、たいへんグッとくるのであります。

人々が変わっていく姿ってのはやっぱり見てて気持ちが良いし、真夏のクソ熱波を避けて、ほどよい温度調節のきいた館内で味わえるコトも相まって、ドラゴンの背に乗って大空を舞うヒャッハー感。この爽快感も凄まじいです。

「父と子のドラマ」としてべらぼうに素晴らしく、映像も最高に楽しい。王道といえば王道だけれど、王道こそ至極のエンターテインメント。誰にでもわかる物語は誰にでも伝えることができ感動させ語り継がれ、世に名を残す。今、まさになうも世界中の親子に感動を与えているのだと思うと、この「ヒックとドラゴン」が語った物語は伝説だな、とさえ思えてしまいます。また1本、親子で見るに最適な名作アニメが誕生しました。

詰まる所、この映画のどこが気に入ったかってゆーと、それは「全部」です!全部をさしています!(★★★★★)