「ディファイアンス」

歴史の勉強なんかてんでしてこなかった無学な俺。何故なら興味がなかったからだ(笑)けど今は知らないことなら何でも学びたいと思う。年を取るってこーゆーことなんですね、母さん!

ナチス・ドイツポーランドに侵攻し「ユダヤ狩り」を行う。そこで約1500ものユダヤ人たちを救ったというビエルスキ兄弟の実話。もちろん彼らのことは知らなかった。さらに「シンドラーのリスト」を未見…。

この時点でこの映画をどーこー言う資格は無いが、楽しめたんだから言わせてもらう。まず、エドワード・ズウィック監督のシリアス&エンターテインメントの振り分け方が良い按配で全く堅苦しくない。「ブラッド・ダイヤモンド」「ラストサムライ」でもそうだったが、この監督には社会的な題材を扱い普遍的な感情を描く、という特徴がある。

「兄弟の絆」を描き「人間の汚れ」を織り込む。これがバッチリできている。この時点で申し分ない。結婚式と銃撃戦の対比はベタながら面白く見れたし、空襲を受けるシーンは兄弟視点として迫力があった。悲劇度を増すために女ばかりが倒れるが、一番可愛い花嫁は無事。

この映画のフィクションは何パーくらいなのだろう。実はそれが一番気になる。(★★★)