「オーストラリア」

先日のアカデミー賞授賞式で見事なパフォーマンスを見せてくれたウルヴァリンことヒュー・ジャックマン。同授賞式にて歴代のミュージカルソングのコラボレーションを演出してくれたバズ・ラーマン監督。そして同監督の作品「ムーラン・ルージュ」で、その美声と美貌を余すところなく発揮してくれたニコール・キッドマン。3人のオーストラリア出身映画人によるオーストラリア一大叙事詩

と、まぁ期待が高まる要素ばかりですが、この映画実は物真似したくなる予告編のときから怪しかった。監督自ら宣伝。しかも吹き替え。あれは一体全体どういうことだったのか。

感想は、とにかく長い!長すぎる!そう感じた要因はアボリジニ白豪主義、牛、第二次世界大戦、と色んな物語にあまりに脈絡が無さすぎるから。事実を詰め込んで何が悪いと言われたら「センスが悪い」と耳元で囁いてやりたい。

注目の主演2人。ニコール・キッドマンのキュートな貴婦人演技は良かったし、ヒュー・ジャックマンも水浴びシーンと白タキシード姿は流石の男前っぷりでしたが、共に見栄えのみで期待していた恋物語は楽しむことはできず。

どんな大人の事情があったのか知らないし、知りたくもないが色んな方面で残念な映画でした。(★)