「パッセンジャーズ」
目覚ましい成長を遂げ、オスカーノミネートされるまでの女優となったアン・ハサウェイ。ジュリア・ロバーツ+ウィノナ・ライダーみたいな顔立ちと、元気良さそうな雰囲気がとても好き。写真よりも実物が良く見えるタイプだな、うん。
そんな彼女主演のこの映画。まぁ、数ある謎解き映画から色々と取って付けたようなもので、決して面白いとは言えない。アン・ハサウェイの魅力も他の出演作に劣るものばかりで、ドキッとさせられたのは冒頭の就寝シーンくらい。あれは果たして裸だったのかどうか。「裸の天使」が観たくなった。オチもフラフラと不時着したようだし、想定内なのでインパクトに欠ける。
どうしても「飛行機墜落」という言葉を聞くと、9・11のことを思い浮かべてしまう。特にこの映画は諸なので、さすがに嫌な気分にさせられた。あの日のことは誰もが何をしていたのか覚えているはず。
中学生だった俺は、リビングでTVをつけあの映像を目撃した。「朝から何の映画だ?」と思ったのをよく覚えている。その後に受けた衝撃は言わずもがな…だ。
この映画で「弔う」つもりでもあったのだろうか、もしそうなら何とも言えないが、地縛霊たちの戯れとは流石に笑うしかない。(★☆)