「おっぱいバレー」

綾瀬はるかが絶頂期の今このときに「推定Fカップ」と言われる「おっぱい」を見せてくれるのか!?みんなに勇気と希望を与えるために一肌脱いでくれるのか!?という期待を胸に鑑賞。そして、胸くそ悪くなるまではいかないけど、あーしたらいいのに!こーしたらいいのに!という不満を抱き帰宅。

しっかし、こんなに「おっぱい」って言葉を聞いた日は無いなー。チケット買うときにおっぱい。場内アナウンスでおっぱい。おっぱいおっぱいおっぱいだった。もしかしたら俺の人生のなかで、いちばん幸せな日だったのかもしれない。

面白かったのは館内の雰囲気。もうね、「映画館だから静かにしないと!」って意志が微塵も感じられないのね。フツーに「まぢで!?」とか「ウケるー!」って聞こえるわけ。劇中の声なのかどうかわからないくらいだわよ。んで、親も注意しないのな。時代は変わったね〜。まぁ、映画が映画だけにイライラすることなくってかむしろその異空間を楽しめてしまったよ。静かだったら退屈に感じたかもね。アイツらまさか桜?

映画で一番違和感を感じたのは、やたらと「省略」されちゃってるとこ。面白くなってきたーってとこで次の場面になっちゃう。合宿場面では「おっ!」と目を見開いたんだけど、まばたきしたらもう合宿終わってやがんの。あと試合もそう。あの一軍メンバーから4点取ったの凄いじゃんなー。見せろよ。「ナイスおっぱい」という魔力に満ちあふれた台詞を吐く仲村トオルも薄味で残念。

おっぱいバレー」と言えばコレ!とネタになる場面も無ければ、おっぱいの名の元に集った勇者たちよ!と思える面白い人物もいない。俺には魅力がわからない貧乳みたいな映画でした。(★★)