「モンスターVSエイリアン」

やっと近場に3D環境が出来たので、早速行って参りました。僕は視力もいいし眼鏡も似合わないので、顔に何かを装着するということにホントに慣れていない、、、。そのせいもあってか鑑賞中にスゲー耳が痛くなった!ずっとこめかみ辺りに違和感があって、ギャラクサーだか何だかが耳たぶがどーのこーの言ってるときも、とにかく自分の耳周りが気になってしまって、3Dで観たことを激しく後悔しました。それはそうとですね、3Dで飛び出てくるシーン少なすぎ!本編前にあった3D紹介映像のほうが印象に残ってるくらい。これにはかなり拍子抜けさせられたので、制作途中で出来映えの限界に気づいてケチったんじゃないの?と勘繰ってしまった。

未知との遭遇」に始まり、最近のものだと「アイ・アム・レジェンド」のように荒廃した街並みや「トランスフォーマー」の真似事みたいなカーチェイスは見応えあった。とは言え、前者はやや見飽きた感があるし、後者は本家を観たばっかり。なんだかこの映画自体が何かを元ネタにしたものばかりらしいけど、そう宣伝されている時点でたかが知れちゃってるってことだよなぁ。今年の夏映画の幕開けとして結構期待していただけに、これまたがっくり。

そのがっくり感に拍車をかけたのが、コメディ部分の「間の悪さ」。別にお笑いに詳しいわけじゃないけれど、とにかくボケるタイミングが悪い!不思議なことに台詞を反芻してみると案外笑えるんだよなぁ。これは物語の早送り感が影響している気がする。回転率UPのために縮めたか、、、とまたしても勘繰りたくなる。つまらないコントほど退屈な見せ物はないわけで、それを劇場でしかも眼鏡の違和感付きで見せられてしまい、もはや苦痛でした。2000円払って一生懸命あくびをかみ殺している僕は一体、、、。

最後に書いておくのは、やっぱり「ムシ」と「ザウルス」。オマージュと言われればまぁそうなんだけど、これもどうも見せ方がイマイチだった。「クローバーフィールド」なのかどうか知らないけど、橋でロボとムシザウルスが対峙するシーン、あれは良かった。良かったんだけどもっと「ドカーン!」とか「ピギャー!」とか言って戦え!と。羽ばたいてくるときももっと「ジャジャーン!」と派手にみせてくれ!と。コメディもアクションも何もかも物足りなかったなぁ。それに加え3Dが、、、。

ベッキーは悪くないけど予告編の人のほうがしっくりくる。あと日村。ボブがどんなにすっとぼけた顔しても、本人のほうがよっぽどモンスターだよ!(★★☆)