いずむうびい謹製2009年ベスト映画

もーいーくつねーるーとー♪なカンジになってきましたね。近年の大晦日さいたまスーパーアリーナ!が恒例でしたが、今年は諸事情により泣く泣くパス。対抗戦とか三崎さんの禊ぎマッチとかミノワマンがベルトを巻く瞬間とか見たかったなぁ、、、がんばれミノワマン!てか三崎さんは何かと秋山と縁がありすぎじゃないか?秋山のヌルヌル事件からの復帰試合がデニス・カーン(三崎のGP決勝の相手)で、今回三崎の復帰試合がメルヴィン・マヌーフ(秋山のGP決勝の相手)なんだよねぇ。まぁ毎年大晦日になると小川の爆勝宣言とか三崎vs秋山で流れたデス・プルーフの曲の煽りVとかが脳内で流れはじめます。あぁ、観に行きたかったなぁ。

さて、2009年の映画締めです。ことしの劇場鑑賞は95本、うち2回観にいったのが『レスラー』『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『イングロリアス・バスターズ』『カールじいさんの空飛ぶ家』の4本でした。自宅鑑賞は再鑑賞とかも含めるとたぶん300本くらい。12月に入ってからあまり映画を観ていないせいか、そんな300本とか膨大な量を観た気がしないんですけどメモの数はそうなってます。どうでもいいけど2009年の映画始めは『2001年宇宙の旅』だったようです。2010年はなにからスタートしようかなぁ。ま、そんなこんなで映画締め2009年ベストテン!

1.レスラー
2.イングロリアス・バスターズ
3.カールじいさんの空飛ぶ家
4.愛のむきだし
5.3時10分、決断のとき
6.ウォッチメン
7.ドゥームズデイ
8.空気人形
9.レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで
10.ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

でありました。まず迷った挙げ句に外した3本。『グラン・トリノ』はきっと同じように思うひともいるだろうけど(だってこれしか理由ないよ!)、好きになるにはまだぼくは若すぎる、と思ったので圏外。もっと歳を取ってから観てみたいです。『母なる証明』は完璧すぎるくらいの作品なんですけど、もうちょっと普遍性というか「やわらかさ」みたいなのが欲しかったので圏外。だって「ポン・ジュノ」ってすごく優しい響きじゃないですか(意味不明)。『スラムドッグ$ミリオネア』は入れるかめちゃくちゃ迷ったんですけど、最終的に『ヱヴァ』とラティカvsマリという争いになったとき、坂本真綾の声がきこえてきたので圏外、でした。ではランクイン作品の解説を!

10位の『破』はこの映画の感想でよく見かけた、「別れた彼女がもどってきた」かのような嘘くささとそれゆえの救われ感があって、しばらくは「観たさ」に飢えることになりそう。変型する第三新東京市を駆け抜ける疾走感がたまらない。9位の『レボリューショナリー・ロード』はぼくがいれるとあれかもしれないんですが、何を隠そう今年いちばん笑った映画なのです。夫婦って愛し合って築いた関係なのにいつしか憎しみ合ってしまうもの。老夫婦の「末路」を教訓にしたいです。8位の『空気人形』はペ・ドゥナさいこー!の男悶絶必至物語で何といっても劇中に漂う空気が心地いいです。7位の『ドゥームズデイ』は鑑賞後に即サントラを買いました。年明けにはBDも買っちゃおう!『NY1997』を観る回数が減る。

6位の『ウォッチメン』はコメディアンのかっこよさが忘れられない。シルクスペクターもきれいだ。ロールシャッハもしぶい。5位の『3時10分、決断のとき』は「父なる証明」と言えるかっこいい映画。てかきっとぼくは西部劇が好きなんだろうなぁ。もうすこし観ないと。4位の『愛のむきだし』は満島ひかりもさることながら実はAAA西島もすき。ボレロもさることながら『バリー・リンドン』と同じ曲もすき。と、魅力がつきない素晴らしい力作。

3位の『カールじいさんの空飛ぶ家』は絶品回想シーンと後半の絶叫マシーンみたいな騒がしさが同居した至極の一品。『WALL・E』が沸点かと思いましたがピクサーアニメはまだまだ進化しそうです。2位の『イングロリアス・バスターズ』は映画の表現方法としてその手があったか!と驚かされた。タランティーノにしか作り得ない映画の復讐。まさかのタランティーノ発泣ける映画でもある。そして堂々2009年の王者となったのは『レスラー』。「Change」を描いた作品が多いなかで、この映画だけはちがいました。人はそう簡単に変われない、、、ぼくはそこに打ちひしがれました。文句なしのチャンピオンです!!

すごく長くなっていることに気が付きました。来年もそんなかんじで精進していこうと思っております。それでは、よいお年を!