帆をあげろ!声あげろ!腰をつかえ!「パイレーツ・ロック」

2010年劇場鑑賞1本目はッ!都内では10月くらいに公開されていた本作ですッ!もう1月だけどッ!ことしも公開格差に泣かされながら映画いっぱい観るよッ!公開してくれてありがとう!えーん!なくもんか!←(実はちょっと観たくなってるw)。てか『(500)日のサマー』やっぱりおもしろいらしいね。みてーよー!ズーイーみてーよー!いつだったかComing soonのポスター見かけた気がするんだけどなぁ…。それはさておき『パイレーツ・ロック』。口が裂けても物知りとは言えないぼくなので、当然こんな海賊局だなんてものの存在は知りませんでした。映画のあらすじは知ってたんですけど、はじまってから「え!?これ実話!?」って驚いちゃいましたね、えぇ。

さらにぼくにとって「音楽」とは、バカの一つ覚え…いや二つ覚えでありまして、そのまま「木村カエラ」と「Dragon Ash」というアーティストになるんですね。映画のサントラ以外のCDはこの2アーティストのしか買わないし、カラオケいっても歌知らないのでネタが尽きるとすぐこの2アーティストに頼ります。あと最近、ビートルズのリマスターだかなんだかがでたから耳にする機会が増えたんだけど、「あぁ、この歌ビートルズなのッ!」と何回か驚いてしまったよね。そういえばマイケル・ジャクソンの歌にも同じように驚いたね。まぁ、つまるところぼくは「音楽音痴」なのですよ(笑)

そんなぼくが、音楽が政府に抑圧されていた時代に、よし!海に出て24時間ロックを流しちゃおーぜ!というはっちゃけたコトをしてらっしゃる方々の映画を観た。んで、おもしろかった。個性豊かすぎるDJたちの選ぶ曲がどんな歌でどんな意味が込められているのかはわからなかったけど、すべての歌がとにかく心地よく、『ラブ・アクチュアリー』と似たり寄ったりなビル・ナイの姿もすばらしくて、なんだか腰をくねくねさせたくなるなぁ!なんて思いながらたのしく観れましたね。フィリップ・シーモア・ホフマンはヒゲなしのほうがイイけど、さすがでした。アイラビュー。

…でもね、べつに不満というほどではなく、ただの無い物ねだりなんですけど、映画の軸にもなってるカールの青春模様にちょっと「気の毒展開」が多すぎでした。フリだとわかってはいても、まるで自分を見ているようでイヤでしたね(苦笑)。もっと単純に勢いよく描いてほしかった。あと、あれだけ個性豊かなメンバーがどうやって集まったのか?これが最後まで頭を離れてくれませんでした。それと、ラジオに群がる一般女性たちが可愛すぎ!ぼくあの時代のファッションちょーすきで、男は最近あんなカンジのあると思うけど、女のひとでなかなかあそこまでのファッションはいないよねぇ。それが見れちゃったもんだから、話の筋を追いつつも「はやく船こねーかなー」と思ってしまっている自分がいたよ。

ぼくにとっては音楽よりも目の保養に。あんなとこにいたら更正できない!いきたい!つれてって!(★★★)