うまいが一番!なんだけど「ジュリー&ジュリア」

これはブログはじめてから頻繁に起こるようになったコトなんですが、映画館に足を運んだときその映画が割とマイナーなやつだったりすると、「あの人はもしかして誰々のブログの高評価を受けて来たんじゃあるまいか?」なんてことを考えてしまってソワソワしてしまうんですよ。ほら、映画館で映画を観るときって、なんだか「妙な連帯感」があるじゃないですか?自分自身のなにかが誰かにとっての「映画体験」となりうるワケですし、だから、なんか普段は口にしないようなことを言ったり、普段は考えないようなことを巡らせたり、とにかく普通じゃないことが多いんです。たぶん誰しもが誰かに影響されていて、そんな思念が飛び交ってる映画館て場所ほど、人の行動が目につく場所はないんじゃないかと。で、やっぱそれがたのしい(くないときもある)。

ジュリー&ジュリア』はおもしろおかしいナイスおばさんのメリル・ストリープが、お料理本を出版するために奮闘する1950年くらいを舞台にしたお話と、911後の相談窓口を職とするナイスなお姉さんエイミー・アダムスが、見事出版され大ブームとなったメリル・ストリープのお料理本のレシピに挑戦し、更にその様子をブログに綴ろう!という生活をはじめるメリルから50年後のお話、2つのお話を並行して描く映画です。まあさすがに2人とも演技力があって、物語もなかなか見応えあるモノだったと思うんですが、偏食家のぼくの口にはちょっと合わない、なんだかカレーとシチューを交互に食べてる感じがしました。いやべつにどっちも好物ではないんですけど。

映画冒頭にあった「2っの実話をベースにした」という注意書きが何故だかとても気になったんですが、メリル・ストリープ演じるジュリア・チャイルドというナイスなおばさん。まあこのひとが甲高い声に高いテンションに激しいリアクションの持ち主という奇抜なひとで、受け付けないひとはとにかく受け付けないだろうな、と思わせる感じなんですよ。平野レミですよ。でも、たぶんアメリカでは有名なひとっぽくって、その有名なひとを有名な女優メリル・ストリープが「モノマネ気味」に演じるという、有名と有名でゆぅめぃ(夢)のコラボレーションや〜!みたいな面白味があるのかな?とも思えたんですよ。だから、ぼくはすきですね。(けど何故パンチラを披露したのかは説明がほしいです!笑)

一方、エイミー・アダムスと言えば、どんなに綺麗で可愛い顔をしていても、どこか特別じゃない、親しみやすい等身大な感じを出せる女優さんで、そのキュートさにはぼくの中のタマランチ会長が黙っちゃいられないんですが、今回は「お料理挑戦ブロガー」というやや特殊な役柄だったんですよ。んで、これがまたうまい具合によかったはよかったんですが、、、。「実話映画」としてなら、なにも2人ではなく、どちらかひとりのサクセスストーリーを描けばよかったんじゃないか、と。2品とも最高に美味しいんだけど、同時には食べたくないな、みたいな、、、。なにより生粋のオメガブロガーとしてはやっぱりエイミーのお話がもっと見たかったですよ!そっちが食い足り無い!

あとね、そりゃあ一番の大好物はそれですよ?エイミーにボナペティ(召し上がれ)なんて言われたらも〜う当たり前田のクラッカーですよ?でもね、ちょっと2組ともイチャイチャしすぎ(笑)(★★★)