2010年に見た映画を全部ふりかえる@1月から3月

カトキチさんのブログでおもしろそうな企画がやられていたので、さっそくパク、マネ、いやパクらせてもらいました。
これ→2010-12-26
はい、2010年の映画を全部ふりかえる、です。今年劇場鑑賞した映画にひとことづつ書いていこう、と。今年は初見時になかなか感想がひねりだせなくてブログに書いていない作品もあれば、よく把握もせずにわかったようなこと書いちゃった作品もありました。来年はもっと肩肘張らずに映画を見たいと思います。と、書きながら去年も同じこと思ってたんじゃね?とも思いましたが、まあいいですねそれは。画像とかのっけられたらいいんですけどよくわかんないんで身分相応、質素にいきます。質素に。

それじゃあ、いってみよー。

1月に見た映画
パイレーツ・ロック映画始めはこれでしたね。ボンクラ主人公がかわいそすぎてイヤだった記憶が。あとは忘れもしないフィリップ・シーモア・ホフマン。覚えてますとも彼を。彼がでていたということを。(彼を見てるだけで映画として満足できます。)
『(500)日のサマー』都内で見たんですがモヤッとしましたねえ。見たくないものを上手に見せられてしまった敗北感に苛まれました。
かいじゅうたちのいるところ最高。マックス君が最後に見せる表情にノックアウト。弟がマックス君くらいの歳のときに見ていればもっと気に入ったかも。あと音楽が素敵すぎました。ラ〜ムパス♪
BANDAGE バンデイジ』地雷を踏みにいったのに何やら岩井俊二っぽいものが出来上がっていて困りました。製作か何かで参加していたそうな。それにしても赤西を見ていると嫌味なく気取れるキムタクはすげえんだな、と思ってしまいます。
Dr.パルナサスの鏡ヒース・レジャーの死という悲劇を「見る者の望みどおりに姿を変える」という設定だけでクリアしてしまったコワイ映画。ほんとにそれが恐ろしくてたまらなかった。
ラブリーボーン自分はあれやこれや盛られた作品を退屈に感じるのと、死者だとかヒトではなくなるだとか特異なシチュエーションの作品をきらう傾向にある、と気づかせてもらいました。
パラノーマル・アクティビティ足跡がつくシーンなど、見えない根気に好感持てました。たぶんあれ見たときのぼくの頭上には!マークが100個くらいはあったと思います。そんな顔してしまったはず。
ゴールデンスランバーすごく変わったルールのある世界観だなと思っていたら、先日カトキチさんに「現代日本を舞台にしたエンターテインメント作品」との見解をきいてなるほど・ザ・ワールド。それを抜きにしてもとにかく堺雅人がいい。彼が話し出すと見とれて思考止まるよ。

2月に見た映画
『おとうと』若い衆をまるで描く気がない物語に腰抜かしましたが、役者陣に見ごたえあってよかった。蒼井優加瀬亮の共演。加瀬亮なら仕方がない。
インビクタス/負けざる者たち今年一番泣いた。いや、泣かされた。イーストウッドは言葉悪いけど卑怯者だ。他人の気持ちを理解しすぎ。次回作の『ヒアアフター』では絶対ぜーったい泣かないんだからねっ!(涙目くらいはおk)
板尾創路の脱獄王松っちゃんの映画よりずっとわかりやすいつくり。板尾と國村隼の長いショートコント。いまいち残らない映画だった。
コララインとボタンの魔女個人的には吹替がつらかったので字幕でもう1回見たい。今年映像で一番楽しませてもらったのはこれだったなあ。

3月に見た映画
『しあわせの隠れ場所』実話という題材に対して真摯に取り組んでいる姿勢が見て取れて、単純ながら感動させてもらえました。サンドラ・ブロックのオスカー像片手のとびきりスマイルはよかったなあ。
『パレード』傑作っぽい雰囲気ではあったんですがトリックのバラし方がいまひとつ。貫地谷しほりの部屋着がエロかったー!!!
ハート・ロッカー2010年マイベスト。全編に漂うフェティッシュな男の描き方がたまらない。車をいじってる場面がベストシークエンス。あと殴られたあとに煙草をくわえ直すときの表情。最高。
ジュリー&ジュリア料理を愛するメリル・ストリープとブログ運営に悩むエイミー・アダムス。どちらも魅力的だったので、できることなら二人をそれぞれ一本の映画として見たかったです。メリル・ストリープには「うへあw」てなりましたけど。
花のあと北川景子の稽古着にもだえる春でしたね。そして今は真冬です。
プリンセスと魔法のキスあー、↑と同じ日に見てたのか。早くぼくのプリンセスを!とか書いてたのは名残ですね。今はもう歌も絵も全部最高だったとしか書けない・・・。次に見るときのお楽しみ。
ボーイズ・オン・ザ・ランげげ、これも↑と同じ日。こりゃまずい3本立てだなあ。上記2本で悶々としながら本作のタニシを見るなんて耐えられない。きつい映画でした。
『NINE』イタリアノッ!ペネロペの割にはセットとか衣装に品が欠ける?と思った以外は大満足。文字どおりのラストカットにはしびれました。
マイレージ、マイライフすごくよかったんだけど今年は似たような方向性でこれより好きな映画があった(『ハート・ロッカー』など)。よく練られた物語なぶん味わえる感動は一回かぎりかな、とも思います。

ひとまずここまで。ぼくの場合こーゆー作業は印象が新鮮なうちにやるべきかも。