地球侵略:ロサンゼルス決戦『スカイライン-征服-』

これはひどくおもしろかったです!妄想好きのボクにはたまらなく傑作!嘘じゃありません。鑑賞前にレビューや感想こそ読んではいないものの、ツイッターなどで何やら様々な意見があるらしい、との雰囲気はビンビン感じ取っていました。が、ハッキリ言ってそーゆーのはどうでもよくなっちゃいました。すんません。

開始2秒。ロサンゼルスのド真ん中に青白い光が降ってくる。あまりにいきなりだったので吹き出してしまったが、これはもう「わかってますね感」がひしひしと伝わってくる素晴らしいオープニングである。しかも、ランタイムが94分とこの手の映画にしては短めなので、一体なにがどうなるんだ、と期待値は振り切れ寸前だ*1。それからはしばらくの間やんやとパーチーの場面。個人的には画像にあげた子が普通に美人さんで眼福であった。そして、劇中での4時27分。エイリアンの侵略がはじまる。

今月6月は話題作がたくさん公開されるので、映画好きの方におかれましては、さぞ嬉しい悲鳴をあげられてることでしょう。かくいうボクも四六時中あれはいつ見ようこれはいつ見ようと見たい映画のスケジュールのことで頭が一杯で、これはもう「映画に征服されている」のだと言わせてくださいお願いしますはい。そんなボクではありますが、本作『スカイライン』はある程度の注目こそしてはいましたが、今月のラインアップのなかでは若干箸休め程度かな?との思いがありました。

が、それは間違いでした。映画を見るということは物理的に言ってしまえば「光を浴びること」です。しかし、一度浴びてしまうと、どうにもこうにも身動きが取れなくなってしまうその光は見る者の視線と思考を吸い込み、とてつもない感動を味わわせてくれます。劇中にある主人公らが外の様子を映したテレビに見入る場面。あのときの台詞は「もっと見たい」であります。この映画のラスト、もっと見たいですよね。もうひとついえば、この手の映画の興行収入は最初の「3日間」が勝負でありましょう。3日間で侵略されてしまいます。さらに言えばエイリアンは人類の「何」を欲していたか。脳みそです。つまりは人間の知恵/思考/妄想するパワーであります!んもう、そんなことばっかし考えていましね。そして、男であるなら一度は考える「カノジョに訪れる絶対絶命の大ピンチ!それ、オレが救う!カッコよく!」といった具合の実に正しい男のロマンあふれる展開を見せたあと、何やら好物のごった煮のような姿になる瞬間は、まばゆいほどの光を放っておりました。一家に一体の大傑作!

*1:開始5分のボク比