エヴァの帰還『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』感想。

疲れました。前2作から漂っていた王道ハッピーエンドの空気が一変すると共に旧エヴァ終盤の雰囲気がまさかの帰還。『破』の冒頭にあった「3歩進んで2歩さがる〜♪」が伏線だったようです…(違うだろー)ハイ。ってなわけで、庵野秀明にもアニメにも明るくない一般人なボクのエヴァっ子感想ですゆ。ネタバレ。

次回作のタイトルとされる『シン・エヴァンゲリオン劇場版:‖』(最後は終止線)を見たときに「あーエヴァFF10って似てたんだー」と思いましたね。以下、妄想。

FF10の死の螺旋の元凶であったエボンを庵野秀明とします。で、シン→エボンの鎧→庵野秀明の鎧→アニメキャラとして自分を代弁してもらう存在→碇シンジ、という風にしてみると『Q』で味わった感覚にシックリきます。ワケもわからず化け物扱いされているシンジ。確かに彼は「世界がどうなったっていい!でも綾波だけは絶対助ける!」と言いましたが、可哀想ですね。憔悴していくシンジの状態は、ワケわからんまま〇ボタン押して話きくだけで置いてけぼり食らってるボクの状態とシンクロ率高しです。

FF10を引きずって)なんたらインパクトという究極召喚を用いれば、碇シンジという化け物キャラクターに自己肯定という成長を与えることができて、ひとまず終われる。「気持ち悪い」と言われてしまった孤独もありはしますが、とりあえず「気持ち悪いナギ節」として旧劇場版と新劇場版の間に数年間の空きがありました。でも、それだと、エボン庵野は祈り子=エヴァファン全ての意見が気になって気になって気になりすぎて、ナント乗り移っちゃうからエヴァは復活するんんです。ファイナルファンタジーは名を変え姿を変え作り続けられてるでしょ。いいじゃないループ。何度でも失敗しましょうよ。付き合いますよ、いくらでも。ただし、ガンダムのようにではなく、庵野秀明が自主的に碇シンジの物語を続けること!

…と、いうような感想に軟着陸しましたね。しつこく「神殺し」言ってましたけど、たぶんコレは父殺し+母殺しですよね。うん…まぁ…何考えたって次回作待つしかないですよ…もう…ホントに。いくらでも付き合いますよっ、と。もしかしたらこんなモヤモヤを吹っ飛ばす最終回をやってくれるかもしれない。とりあえず終わらせる気はありそう。終わらせてくれなくてもイイと思って生命保険かけときますけどね。ハイ。なんてったって、最後まで〜サービスサービスぅ!ですよ。おわり。