心の再生プレイリスト入りの『キミに逢えたら!』でマイケル・セラを惚れ直したぜイェイイェイ!

『キミに逢えたら!』(2008)感想。

テキトーな邦題をつけられたDVDスルーの傑作がまたひとつ。面白かった!最高でした〜。マイケル・セラ主演作品は『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007),『スコット・ピルグリムvs.邪悪な元カレ軍団』(2010)の2作品がオールタイムベストクラスに好きなんですが、この映画もその仲間入りかも。いや、一歩届かないか?いやいや待て待て余韻を噛み締めてから決めなさいそうしなさい。ハイ。とっても楽しい映画でしたっ!

全編オールロケっぽい感じが、舞台であるニューヨークについてのいわゆる“街映画”でもあるし、一夜の出来事をメインの物語に据えた王道の“あの日あの時あの場所で映画”でもありました。っていうか、ベーシストで元カノにうじうじで恋愛にモヤモヤってスコピル的な要素テンコ盛り。原題は『Nick and Norah's Infinite Playlist』ってんですけれど、コレ、どんな意味なんでしょ?終わらないプレイリスト?『キミに逢えたら!』じゃなくて『キミに逢えた“か”ら!』だったら、まぁ、ギリオッケーだったかもですね。

近頃、映画にあるリズム感ばかり気にかけてるもので、とにかく映像を見ていて心地イイかどうかってので面白さを判断してるんですけれど、この映画は超素晴らしかったです。ひとつひとつの場面が一曲の歌のようにオチてまとまり、それらが無軌道に繋がっていくなんというかアルバム感?みたいなのが良かったです。べろべろに酔っ払った女が中から車にロックかけちゃって入れない!の場面なんかインストゥルメンタル感ありました。そういった呼吸がとても気に入りましたね。あぁ〜最高だった。ゲイの取り巻きも元カノ元カレも面白いキャラクター。マイケル・セラ&カット・デニングスの出演作品、もっと見ようっと。おわり。