QTコンティニュー第2弾『ジャンゴ 繋がれざる者』もタランティックが止まらない!

ジャンゴ 繋がれざる者』感想。

クエンティン・タランティーノ監督最新作!面白かった〜!すっごい長く感じたけど最高でした!シュルツ(asクリストフ・ヴァルツ)とジャンゴ(asジェイミー・フォックス)の2人はタランティーノの化身のような感じで、曲がったことがとにかく大嫌い!んで、その曲がったヤツらとして登場するのがキャンディ(asレオナルド・ディカプリオ)とスティーブン(asサミュエル・L・ジャクソン)の2人!この2組の異色コンビが対決するという構図に持っていく展開になってるんですねぇ。映画の世界観に入れ込み過ぎて居ても立ってもいられなくなったのか監督本人も登場していて、そのフェードアウトの仕方に「愛する映画と共に世界をマザファカしていく覚悟」といった力強さが感じられて、タランティーノならではの頼もしいブッ飛び映画でありました。

イングロリアス・バスターズ』(2009)にあった「大佐、どんどん上手くなってますねぇ」「おう、コツはな、練習だ!」のやり取りが大好きなんですけれど、溜めて溜めてブッ放すエクスタシー重視のタランティーノ風味を今回は全快で狙ってきたように思います。『イングロリアス〜』にあった仕込み銃ってカッコよかったけど、もうその他に色々仕掛けがあるからそんなに必要なかったじゃないですか。気持ちイイ〜!ってならなかったもん。その点、今回の銃撃は最高。最高と言う他ありません。そんなバカなボクの反応が計算されたかのような“寸止めクライマックス2段構え”がイイですね。

ファンタジーだけどファンタジーじゃない少しファンタジーな現実にあった社会問題への映画からのTo be continued(名付けてQTコンティニュー!)な作品が続いたタランティーノ監督ですが、次はどんな映画を撮るんでしょうね。あ、『キル・ビル vol.3』やるんでしたっけ。てか、タランティーノ監督本人のいう「完璧なフィルモグラフィー」を見届けることが楽しみですね。うん。もうあんまり書くことないや。最高だった!おわり。