いずむうびい謹製2014年映画ベストテン
あれもこれも見よう見ようと思いながら見ていない状態なんだけれど、そんな中でも見れた映画とは縁があるでしょうよというわけで恒例行事の映画ベストテンをやっちゃおうと思います。鑑賞本数はだいたい50本くらいだと思います(その辺はまぁいいかなとw)
では、さっそく。
2014年映画ベストテン!
01.『アメイジング・スパイダーマン2』
02.『GODZILLA ゴジラ』
03.『アナと雪の女王』
04.『ゴーン・ガール』
05.『イコライザー』
06.『プリズナーズ』
07.『スガラムルディの魔女』
08.『刺さった男』
09.『インターステラー』
10.『LIFE!』
上位3本は上半期から変わらずでした。この3本で1年ぶんの涙を流したかもしれないってくらい感激させてもらえましたからね。自分的にはこれが抜かされるなら大事件だなと思っていたくらい大体決まっていました。他7本は「まさかこんな展開になるとは思ってなかった!」と鑑賞中に驚くことができて楽しかったものと好きな監督さんの映画からチョイスしました。では、上から順にひとことコメントを。
01.『アメイジング・スパイダーマン2』
ネタバレ寸前になるしベタなんだけど、一番好きなところは「お墓」のところですね。季節が移り変わるやつ。アンドリュー・ガーフィールドくんの困り顔も相まって凄くグッときたんですよ。あそこに至るまでかなり頑張ってたじゃないですか。頑張った結果あんな風になっちゃって。もう、ツラい。ヒーロー映画を見てて「うわぁ…」って気持ちにさせてもらえる珍しい逸品でもありましたね。監督、交代しないでほしいなぁ。
02.『GODZILLA ゴジラ』
内容に関しては「ゴジラの存在感が最高」以外にもう言うことがないんですけれど、ひとつ、先ごろ制作発表された東宝版が復活したときに妙な軋轢が起きないといいなぁと思います。
03.『アナと雪の女王』
今年を代表する一本。紅白に松たか子がいなくても少しも寒くないわbyMay・Jといったところでしょう。ハイすみません。荒れ狂う忘年会シーズンのカラオケ戦を「とびら開けて」を一人で歌いきる芸で乗り切ったことだけはここに書いておきたいです。
04.『ゴーン・ガール』
デヴィッド・フィンチャー監督の映画を見ながら「ちょwwww」なんて気持ちにさせられる日がくるなんてねぇ。ジェシー・アイゼンバーグ、ルーニー・マーラ、そして、今回のロザムンド・パイク。近頃は配役がバツグンに冴えてるなぁと思います。
05.『イコライザー』
発する言葉や見せる表情の裏にどんな感情があるんだろうか?って視点で終始楽しませてもらえたのがアントン・フークア監督の一本。デンゼル無双のところはまぁそれなりってくらいだったんですけど、とにかくその登場人物のやり取りの妙にやられましたね。ダイエットに隠れてパクパクのところなんかもう最高すぎます。
06.『プリズナーズ』
年に一本は摂取したい「シャマラニズム」をもっとも感じさせてもらえたのがドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の一本。名前からしてどことなくシャマランしてますよね。車の窓ガラスに付着する雨粒や住宅にそびえる木々たちに何やら言霊が宿っていそうな画作りが最高にスリリングです。クライマックスの「運転」の頃にはまさに神頼みをしたくなるほど乗せられてしまいました。
07.『スガラムルディの魔女』
大好きなアレックス・デ・ラ・イグレシア監督の映画をはじめて劇場鑑賞することができた一本。順番的には後記する『刺さった男』を先に見てるので「初鑑賞」は向こうなんですけども、やっぱりコッチのテンションのほうがイグレシア監督のカラーを感じます。不道徳を装いながら道徳的なことを語るお茶目さが好きです。
08.『刺さった男』
上記のとおり初イグレシア監督となった一本。少しカタいつくりではありましたが、これはとにかくサルマ・ハエックがカッコよかったです。あまりに彼女を応援していたもんだから、周囲の奴らの雑音にイラだつ感じがものすごく伝わってきちゃいました。息子の靴の音などチラリと見せるおマヌケ描写が良いアクセントです。
09.『インターステラー』
「クリストファー・ノーラン監督」とあれば大体のものはベストテンに入ります。とにかく、今年いちばん長い時間を映画館で楽しく過ごした映画でした。アトラクション感(それも当然好きだけど)ではなく、時を超えて気力で旅をしているところが好きです。
10.『LIFE!』
じわじわと自分のなかで息づいてきた一本。やはり鑑賞後の爽やかで晴れやかな気持ちがとっても心地良かったのと“大して期待してなかった”のを覆してくれたのがいいですね。映像のスマートさもいい。
以上がベストテン。
次点作品は、公開は昨年度なんですけれど、今年落ち穂拾いで見れた『鑑定士と顔のない依頼人』と『危険なプロット』の2本を挙げます。今年いちばんの驚愕を味わわせてくれた前者と今年いちばん何が解決して何が問題として残ったのかモヤモヤさせてもらえた後者。それぞれ印象深いです。
その他人気作『スノーピアサー』、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』、『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』、『her/世界でひとつの彼女』、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『ジャージー・ボーイズ』も、もちろん楽しめたし…
日本映画からは『麦子さんと』、『たまこラブストーリー』、『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』、『渇き。』、『寄生獣』と見れたものはほとんど楽しめました。
あれ。なんだかまとめてみたら結構満足いく1年だったような気がしてきました(笑)来年2015年は年末にスターウォーズが控えててるやばい年なのでもう少し映画に比重を置ければなと思う次第であります。それでは、新しい1年も映画を見るひとときが幸せな時間であることを夢見て。ハイ。よいお年をお迎えくださいまし!(おわり)