私の優しくないコーチ『高校デビュー』

『ハンサム・スーツ』のスタッフによる漫画原作のラブコメディ。コレ、すんごく楽しかったです!不満を書けばキリないかもですが、そんなことはどうでもいい!とにかく、主演を飾った大野いとちゃんが素晴らしすぎる!なんだこのコは!?93分間彼女の魅力に振り回される!そんな映画だ!

大野いとちゃんは本作が女優デビュー作なのでキャラクターへのイメージがないんですよね。だからどんなに素っ頓狂なコトをされても「あ、そういうコなんだ!?www」と納得してしまいます。これが本作の一番/唯一の強味であってもう言うことが無いんだけど、彼女のビジュアルをボクの脳内テトラポッドにかけたところ、藤本美貴志田未来に分解されて、余ったところに『おっぱいバレー』の撮影を見に行ったらスカウトされたという彼女自身が持つ天性の何かが見えるような気がするなぁ。ほとんど一人きりで映画を引っ張っている!天晴れ!

あんまりやりすぎると『キラー・ヴァージンロード』になるし、物語も後半になると失速しちゃうんだけど、あああ、もう可愛いなあ!このコ!今、2週目見ながらコレ書いてんだけど、キャラクター的には『ALWAYS三丁目の夕日』の堀北真希のアホっぽさと『のだめカンタービレ』の上野樹里のバカさをまぜたようなカンジですな。うーん、もう書くことないな。え、コレ読んでくれてるアナタは今どこで何してるです?今日からカナザワ映画祭?普通にお仕事?週末はしたコメ行かれます?まぁ、いいや。可愛いなぁ可愛いなぁ。いとちゃん。ぜんぶの表情が素敵だよ。あと、おろおろと敬語で喋るキャラに弱いねボクは。

とにかく、大したこだわりもなく「楽しい映像」を求めて映画を見ているボクには「中学校までソフトボールに明け暮れて恋とか全然したことなかったから高校デビューするんだ!あああ!そこのイケメンさん!女の子らしいセンスの無いあたしにモテ系女子の何たるかを叩き込んで!叩き込んでおくれぇいっ!」といった疾走感あふれる主人公のキャラクター性とそれに順応したポップでキッチュな映像演出に93分間ほんとうに楽しい思いを味わわせてもらいましたとさ。おわり。