アクションの秋『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』と『ワイルド・スピード MEGAMAX』と『カウボーイ&エイリアン』


キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』

アベンジャーズ前フリの大トリ映画。最高でした。特にヒロインのヘイリー・アトウェルヒラリー・スワンクとネーブ・キャンベルのイイとこ取りをしたような美人でたいへんよろしかったです。軍服から盛り上がるパイオツを目にして何かを開眼したような気がしました。つくりのほうも友達が死んだり恋人と別れたりしても絶対にしんみりした展開にはならないというサラッとしたカンジがとてもよかったです。ホッケーのように盾をブン投げて、アメフトのように敵を吹っ飛ばす姿に国技を見ていたらば、終盤になって野球観戦やストレス発散のボクシングも付け加えられたのでさすがに笑いました。アメリカのように舞い、アメリカのように刺すキャプテンに敬礼。



ワイルド・スピード MEGA MAX』

シリーズ5作目。3作目以外は別に何ともないシリーズでしたが、ここにきて楽しいものが見れました。やたらとオコナーを「元警官」と呼ぶので何なんだと思っていたら、今回ドミニクを追いかけるロック様が映画の盛り上がりどころだったんですね。ドミニクはとんでもないものを盗んでいきましたとルパンと銭型よろしく奇妙なコンビを築けていけたらいいんじゃないかとも思いましたが、もう5作目で長くなっちゃうから、ヴィン・ディーゼルとドゥエイン・ジョンソンは早いとこエクスペンダブルズに入隊してジェイソン・ステイサムと共にハゲトリオを結成したらいいと思います。夢がMEGAMAX。



カウボーイ&エイリアン

カウボーイとエイリアンが戦う無理ゲーすぎる世界の映画。侵略ものの映画をインディアン虐殺や戦争の歴史と照らし合わせてみるってのはままあることでしたが、この映画はそっくりそのままセリフでも演出でもそうなんだよって言っていました。頭を剥いだ男たちが「赦罪の町を目指している」とハッキリ言うほどなので、チョットあんまりにもあんまりすぎるとは思いますが、久しぶりに最寄シネコンの一番でっかいスクリーンでドーン!とかバーン!を見れたのですごく楽しかったです。でも、やっぱりあんまりにもあんまりすぎるから、エイリアンが本当に地球にやってきたときには、ハリウッドでのエイリアン描写を見せてみるといい。エイリアン嘘つかない白人みんな嘘つきって言うよきっと。おわり。