2011-01-01から1年間の記事一覧

『オープン・ウォーター2』と『ハイテンション』で本日公開『ピラニア3D』をフライングゲット!

『オープン・ウォーター2』 1作目とは関係なしの名ばかり続編ですが、登場人物のほとんどにイラつくこと必至の常夏虐殺エンターテインメント!大変おもしゅうございました!ボクは海でのクルージングなんぞの経験は生まれてこの方ありませんので、コイツら…

マーダー・アイスランド・ショー『レイキャビク・ホエール・ウォッチング・マサカー』

キチガイ捕鯨一家がホエールウォッチングに訪れた観光客を襲うアイスランド初のスプラッタームービー。物語のスキや編集の荒削り感はたくさんあるんですが、なんだか「あのさ、ホラー映画ってこういうカンジだよね?うん、えと、ど、どうかな??」みたいな初…

ノーカントリー・フォー・ムハンマド・メン『エッセンシャル・キリング』

イエジー・スコリモフスキ監督作。イスラム兵・ムハンマド(asヴィンセント・ギャロ)が、アメリカ軍の追っ手から必死に逃げるだけという単純なストーリー。一切のセリフが排除された彼にリアリティがあるかといえばそうでもなく、映画からはサスペンス/ドラ…

グッド・バッド・ウィザード『悪魔を見た』

キム・ジウン監督作品。婚約者を惨殺された刑事スヒョン(asイ・ビョンホン)が、その犯人である連続殺人鬼ギョンチョル(asチェ・ミンシク)を執拗に追い回す。体内にGPSを仕掛け、ギョンチョルが犯行に及ぶたびに駆け付けては痛めつける。ギョンチョルは、…

サクッと話題作の感想を、夏。『カーズ2』と『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』

『カーズ2』 傑作!ってわけじゃないと思うけどおおむね楽しむことができました。英国スパイのフィン・マックミサイルなどを新キャラに据え、東京/イタリア/イギリスを舞台にしたワールドグランプリレースとマックミサイルのスパイ活動の事件が並行してい…

ヒーローコスチュームは超現実の夢を見る『スーパー!』

ジェームズ・ガン監督作品。昨年の『キック・アス』におけるヒットガールとは「優れた身体能力と親に仕込まれたアメコミを基にした殺人テクニック」というとてつもない怪物性を持った言わば「子ども版ブライド(as『キル・ビル』)」といった存在だったけれど、本…

渋谷で1000円2本立て『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』と『モンスターズ/地球外生命体』

『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』 グラフィティアートという文化を知らなかったので結構困ってしまったんですが、要は映画のスクリーンという壁にバンクシーが描いた「アートへの侮辱」に対する風刺、という作品だとは思うんですが、あくまで単な…

スティール・ボール・シャマラン『デビル』

M・ナイト・シャマランによるニューレーベル「ザ・ナイト・クロニクルズ」劇場公開作品第1弾*1。シャマラン自身は裏方に回り、若手監督の育成に励むという企画。「ザ・ナイト・クロニクルズ」は「シャマランの編年史*2」という意味になるのかな。何にせよ、40…

となりのジブリ『コクリコ坂から』

スタジオジブリ最新作。結論からいえばお話のとっちらかった駄作だ。雰囲気のいい音楽と馴染みあるジブリのアニメーションから受ける印象は良いのだけど、如何せんそこにドラマが流れていない。宮崎吾朗監督が「どう描くか」ではなく「何を描くか」という注目点…

きっとオールライト『キッズ・オールライト』

リサ・チョロデンコ監督作品。母2人に長女長男というとても複雑な家族構成の一家の物語ですが、差し当たる問題は一般家庭と同じ。なにかの変化をきっかけにぶつかり合ってしまったとき、背を向けず、ふたたびどう向き合うか?という物語。 タイトルの『キッ…

くりごはんが嫌いな方のおうちへゆきました@新潟

ボクがブログをはじめたキッカケとは彼女と別れて暇でモテない男子の仲間入りしたちょうど3年前くらいにくりごはんが嫌いを読み始めたことなんですが、今回念願かなってカチキチさん邸へ突撃することができました!すでに詳細なレポートを皆さんお読みにな…

沈黙の鉄板『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』

トッド・フィリップス監督最新作。1作目もモチロン好きは好きなんですが、爆笑しながらの鑑賞、というよりは伏線回収の予測不能な素晴らしさに驚きっぱなしで、鑑賞後にジュースとポップコーンが相当余ってしまうといったどこかドラマ然として見てしまった節…

クラクラ少女『アベックパンチ』

古澤健監督最新作。男女が手をつないでいることがルールの架空格闘技「スポーツアベック」。しょーもない毎日を送っていた男二人がこの「アベック」と出会い、擦り傷や切り傷が痛くてたまらないのだけど、その痛みも一緒に笑顔になってしまう、みたいな青春の二…

普通じゃない!『127時間』

ダニー・ボイル監督最新作。ハイ、昨日の『SUPER 8』より先に見ていたんですが、鑑賞後にとてもモヤモヤしてしまい、でもそれをどう説明すればいいのかわからない、という病気を患っておりました。アウトドア大好き青年が手を岩に挟まれて遭難。それだけの話…

BOY Abrams『SUPER 8/スーパーエイト』

J・J・エイブラムス監督最新作。監督曰く、「人生における映画の重要性についての“映画”」だということで、その映画愛の深さとそれらを一本の映画におさめる手腕は計り知れないものがあるとは思うんですが、どうもボクはその「才気」にイライラしてしまいまして…

第二回関西映画クラスタオフ会にお邪魔してきました@梅田

こんばんは。一昨日の26日に関西は大阪、大阪は梅田にてツイッターやブログでかまってもらっている関西の方々とお会いしてきました!本当にそれだけの目的だったので、滞在時間はざっと20時間くらい。移動時間は5時間くらいでしたね。こーゆーハナシを…

地球侵略:ロサンゼルス決戦『スカイライン-征服-』

これはひどくおもしろかったです!妄想好きのボクにはたまらなく傑作!嘘じゃありません。鑑賞前にレビューや感想こそ読んではいないものの、ツイッターなどで何やら様々な意見があるらしい、との雰囲気はビンビン感じ取っていました。が、ハッキリ言ってそ…

ハイスクール・ミュータント『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』

基本的にこのシリーズはアクションシーンがあんまり面白くないので、とにかく派手なモノ見せてくれって期待をしてたんですけど、風だのテレポだの光線だの変身だの、どれも今までに見たことある能力ばかりでその期待はおじゃんに。唯一、ボスキャラの吸収能…

善き人志のためのソナタ『さや侍』

『ソーシャル・ネットワーク』で一番好きな場面は間違いなくオレンジのポロシャツ娘への陵辱シーンだと思うボクだけども、じゃあ好きな台詞は?ときかれれば、まずは「ファッションは完成することがない」をあげたい。まだ見ぬ境地へと挑戦する姿はボクにはあ…

猟奇的な彼女を紹介します『ドリーム・ホーム』

文学フリマオフ会などを終えたあとに渋谷シアターNにて鑑賞いたしました。念願叶ってはじめてのシアターN。本編前の予告から『ムカデ人間』などの胸熱系ムービーを目撃させてもらい大変幸せでありました。いやはや、それにしても文学フリマは最高でした。今…

時を欠ける少女『八日目の蝉』

評判が賛否分かれているので、自分はどうかなと不安を抱きながら鑑賞してきました。結果からいえば、終盤における登場人物たちの姿に大号泣してしまい、また、この特殊としかいいようがない物語についてじっくりと考えてみたいなと思わせてもらえました。ち…

ギギギ会@新大久保a.k.a.それはメモリの藻屑でも記憶領域のゴミでもなく素敵な思い出だったッ!!

行ってまいりました。コリアンタウン新大久保!いやああああ、よかった!はてな映画ブロガーの銀河系軍団とも呼ぶべき方々に囲まれて幸せいっぱいすぎました! 侍功夫さん、ナマニクさん、チャトラネコさん、ストロツェックさん、小覇王さん、テルミンわちこ…

ミラー・インサイド・ミー『ブラック・スワン』

公開されるやいなや大絶賛の嵐を巻き起こしている本作。ボクも初日にかけつけてまいりました。世界で最も有名なバレエ『白鳥の湖』の主役の座を射止めた主人公ニナ(asナタリー・ポートマン)。彼女の抱く狂気についての物語。 映画のなかで印象的なのは「鏡」の…

ロストラブ・イン・トランスレーション『ブルーバレンタイン』

この映画の出来事と実人生が1ミリでも重なれば、映画に対して特別な思いを抱くことができて、そーゆー感想を持てたひとたちが“勝ち組”であって、ボクみたいなのは言うまでもなくアレなんだけど、書きますね。 監督デレク・シアンフランスはパンフレットにて「…

脳内ニューゲーム『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』

エドガー・ライト期待の最新作。渋谷にて見てまいりました。実はボクいわゆる「わちゃわちゃした映像」だとか「ボンクラ男子が主人公の物語」だとかが言うほど好きではなくてですね、あと、妄想は妄想だからいいのであって、急にまゆゆが目の前に現れたりしても…

あなたになら言える歪なこと『スプライス』

『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作。それにしてもややこしい名前の監督さんですねえ。逆に忘れられなそうではありますが、そんな名前だから厄介な作品ばっかつくってるんですかね。こわいですねえ。 タイトルの『splice』には“結合”という意味があるそ…

スーパーマン・ビギンズ『エンジェル ウォーズ』

賛否両論・・・というほど大それたことでもない気がするけど、結構な評判を撒き散らしているザック・スナイダー監督作。見てきました。ボクはダメ映画ながらおもしく見れましたが、いやはやしかし眠りこけてる客の多いこと(笑)ボクも途中かなりキケンでした。…

あの頃ジェファーソン・エアプレインと『シリアスマン』

コーエン兄弟監督作品。主人公に降りかかるわけのわからない出来事が可笑しくて、また、それに動じまくる主人公の姿がとっても人間くさい素晴らしい作品でした! 印象的だったのは、数々の不運に見舞われる主人公ラリー(asマイケル・スタールバーグ)が、それ…

ボクサー・イン・ザ・ダーク『ザ・ファイター』

アカデミー賞ノミネート作品。クリスチャン・ベイルとメリッサ・レオの二人がアカデミー賞助演男優/女優賞を獲得。出演人の過酷な役作りが話題となった一品です。 思えば主人公となるミッキー(asマーク・ウォールバーグ)以外の主要人物はみんな「過去の経験…

ディズニー・ピクサーの魔法のステッキ『塔の上のラプンツェル』

ディズニーアニメ最新作。3D字幕にて鑑賞。飛び出る映像を「さわりたい!」と思ったのは初めてでこの作品の3D映像には本当にたまげました。きらびやかできめ細かくてもううっとり。 主人公ラプンツェルが持つどんな傷も癒してしまう魔法の髪の毛だけども、…